

とある町のとある中規模病院(サクラ病院)を舞台に,外国人の患者さんとナースとのやりとりを軸に展開していくストーリーで病院英会話を学びましょう。「使えるフレーズ」がどんどん出てきますから,気に入ったフレーズを毎回1つでも覚えるようにしてみてください。それを積み重ねていくと,いつの間にかあなたも,Please come in! と自信を持って言えるようになりますよ。リスニング学習にもうってつけのプログラムです。
執筆: | 野田小枝子(津田塾大学大学院教授・東京女子医科大学非常勤講師) | |
協力: | 英文校閲 スコット・レイノルズ | |
日本語ストーリー | 廣岡裕江(大阪大学医学部附属病院臨床検査部 看護師) | |
中川明美(大道クリニック透析室 看護師) |
※iPhone, iPadでは「Download」をタップすると音声が出ます。
I can give you your prescription.
処方箋が出ています。
◆会計窓口で―領収書・診断書・処方箋を渡す
ブラウンさん(B)が会計窓口(C)にやって来ました。
C:May I have your name, please?
お名前をお願いします。
B:Thomas Brown.
トーマス・ブラウンです。
C:You are paying for the visit yourself? Here is the bill.
自費診療ですね。料金はこちらになります。
B:Can I use this credit card?
このカードは使えますか。
C:Sure. Here are your receipt and your medical certificate. And I can also give you your prescription.
大丈夫です。これが領収書と診断書です。それから処方箋も出ています。
B:Where can I find a pharmacy?
薬局はどこにありますか。
C:If you go out of the hospital, you can find one just on the left. Here’s the map.
病院を出てすぐ左にあります。これが地図です。
B:Oh, I see. Thanks.
わかりました。ありがとうございます。
【ワードチェック!】
pay for the visit yourself:自費で診療費を払う bill:請求書 prescription:処方箋 medical certificate:診断書 pharmacy:薬局 just on the left:すぐ左に
【ミニ解説】
窓口の人たちの印象も大切です。英語でも笑顔で応答できると素晴らしいですね。患者さんの名前をたずねるときから,May I have your name, please? のような丁寧な表現で聞きましょう。また,支払いに関する表現は,誤解を生じないよう,はっきりと言ってください。渡す書類は名称をはっきり言って渡します。薬局の案内まできちんとできるとよいですね。
薬局はpharmacyあるいはdrugstoreで,薬剤師はpharmacistです。英国では薬剤師はchemistで,薬局はchemistまたはchemist’s となります。