こんにちは。野田小枝子です。医師であれば誰もが,外国人の患者さんに遭遇するかもしれない時代になってきました。東京女子医科大学では,希望する学生に,外国人模擬患者さんによる模擬医療面接の実習を行っています。ここでは,その経験を基に,英語での模擬医療面接で欠かせない簡単なフレーズを紹介していきます。「英語で診療なんてとんでもない!」という人にこそ,このシリーズはお勧めです。
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<システム・レビュー:内分泌>
Doctor: Do you often get very thirsty?
よく喉が渇きますか。
Patient: Not really.
そうでもないです。
Doctor: Do you have a low tolerance for hot (cold) weather?
暑さ(寒さ)に弱いですか。
Patient: No.
そんなことはないです。
Doctor: Do you usually eat a lot?
普段からたくさん食べられるほうですか。
Patient: No.
いいえ。
Doctor: Do you usually drink a lot of water?
普段から水をたくさん飲まれますか。
Patient: Yes.
はい。
【解説】最後は内分泌系(endocrine system)の質問を集めました。この後,筋骨格系,生殖器,神経系,行動心理系の質問をして,システム・レビューは終了です。最後は,こんな言葉で締めくくりましょう。
Thank you, Mr. Anderson. That’s all I have to ask you, unless you would like to add something.
アンダーソンさん,お疲れ様でした。何かほかに気になることがなければ,これで終わります。
このシリーズは今回が最終回です。今日まで聞いていただき,ありがとうございました。外国人の患者さんが受診して来たら,慌てず騒がず,ぜひ英語で診療してみてください。これまでに学習してきたさまざまなフレーズが,あなたの強い味方になってくれるはずです。