こんにちは。野田小枝子です。医師であれば誰もが,外国人の患者さんに遭遇するかもしれない時代になってきました。東京女子医科大学では,希望する学生に,外国人模擬患者さんによる模擬医療面接の実習を行っています。ここでは,その経験を基に,英語での模擬医療面接で欠かせない簡単なフレーズを紹介していきます。「英語で診療なんてとんでもない!」という人にこそ,このシリーズはお勧めです。
※iPhone, iPadでは「Download」をタップすると音声が出ます。
<既往歴を聞く>
Doctor: Are you allergic to any medications?
薬のアレルギーはありますか。
Patient: Yes, I am allergic to penicillin.
はい,ペニシリンにアレルギーなんです。
Doctor: Do you have any allergies to medication?
薬のアレルギーはありますか。
Patient: No, I don't.
いいえ。
Doctor: Do you have any allergic reaction to medication?
薬のアレルギーはありますか。
Patient: Not that I know of.
特にないと思います。
Doctor: Are you allergic to any foods?
食べ物のアレルギーはありますか。
Patient: No. I can eat anything.
いいえ。何でも食べられます。
【解説】アレルギーではallergy, allergicの発音に注意しましょう。
既往歴(Past History)は今回で終了です。病気 (major illnesses),怪我 (injuries),手術 (surgery),薬 (medication),アレルギー (allergies) の5つが抜けないように聞けたところで,次回から社会歴(Social History)に入ります。