使えるワンフレーズ Vol.5
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こんにちは。野田小枝子です。医師であれば誰もが,外国人の患者さんに遭遇するかもしれない時代になってきました。東京女子医科大学では,希望する学生に,外国人模擬患者さんによる模擬医療面接の実習を行っています。ここでは,その経験を基に,英語での模擬医療面接で欠かせない簡単なフレーズを紹介していきます。「英語で診療なんてとんでもない!」という人にこそ,このシリーズはお勧めです。
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No. 23

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今週のフレーズ

<既往歴を聞く>

Doctor: Have you ever been injured in an accident?
事故で怪我をしたことがありますか。

Patient: Once I fell down the stairs and broke my leg.
以前階段から落ちて足を骨折しました。

Doctor: Have you ever got injured in an accident?
事故で怪我をしたことがありますか。
Patient: No.
いいえ。

Doctor: Have you ever been in accident? Did you get hurt?
事故に遭って怪我をしたことがありますか。
Patient: No.
いいえ。

Doctor: Have you ever been involved in an accident? Did you get injured?
事故に遭ったことがありますか。怪我はしましたか。
Patient: Yes. A truck hit my car and two of my ribs were broken.
はい。トラックに衝突されて肋骨が2本折れました。

【解説】「怪我をする」は怪我をした人が主語のときは,be injured,be hurt などの受け身がよく使われます。「足を怪我した」,「手の指を骨折した」というときは,足や手を主語にしてMy leg was[hurt/injured],My finger was broken。あるいはI を主語にしてI [hurt/injured] my leg,I broke my fingerと言います。

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野田小枝子プロフィール

津田塾大学大学院文学研究科 教授(英語教育研究コース)
東京女子医科大学医学部 非常勤講師(英語教室)

津田塾大学およびセント・ローレンス大学を卒業後,1981年,インディアナ大学大学院修士課程卒業。聖路加看護大学などで英語講師を務めた後,2005 年,シカゴ大学大学院より言語学博士号取得。1983年より留学期間を除き、津田塾大学非常勤講師を務める。2005年4月~2010年3月まで東京女子医科大学准教授,2010年4月より現職。

共著書に『学習者中心の英語読解指導』(大修館書店)。また,中学・高校の英語教科書や『小学館プログレッシブ和英中辞典』第3版,『ジュニアエヴリ デイ英和辞典』(中教出版)などで執筆者に名を連ねる。英語教育、言語文化に関する英語論文も多い。

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