使えるワンフレーズ Vol.5
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こんにちは。野田小枝子です。医師であれば誰もが,外国人の患者さんに遭遇するかもしれない時代になってきました。東京女子医科大学では,希望する学生に,外国人模擬患者さんによる模擬医療面接の実習を行っています。ここでは,その経験を基に,英語での模擬医療面接で欠かせない簡単なフレーズを紹介していきます。「英語で診療なんてとんでもない!」という人にこそ,このシリーズはお勧めです。
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No. 12

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今週のフレーズ

Doctor: Is there anything that makes the pain worse?
どうすると痛みがひどくなりますか。

Patient: When I lie down, I feel more pain.
横になるとひどくなります。

Doctor: Is there anything that makes you feel worse?
どうすると具合が悪くなりますか。
Patient: It gets worse after I eat fatty food.
脂っこいものを食べた後にひどくなります。

Doctor: Is there anything that makes it more painful?
どうすると痛みがひどくなりますか。
Patient: When I stand up and when I go down the stairs.
立ち上がる時や階段を降りるときにひどくなります。

【解説】増悪因子はaggravating factor と言いますが,患者さんには専門用語を使わず,一般的な言葉で聞きましょう。Is there anything ~? という形は,Is there anything you want to add?(つけ加えておきたいことがありますか),Is there anything I should know?(私が知っておかなくてはいけないことがありますか)など,いろいろ使えて便利です。

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野田小枝子プロフィール

津田塾大学大学院文学研究科 教授(英語教育研究コース)
東京女子医科大学医学部 非常勤講師(英語教室)

津田塾大学およびセント・ローレンス大学を卒業後,1981年,インディアナ大学大学院修士課程卒業。聖路加看護大学などで英語講師を務めた後,2005 年,シカゴ大学大学院より言語学博士号取得。1983年より留学期間を除き、津田塾大学非常勤講師を務める。2005年4月~2010年3月まで東京女子医科大学准教授,2010年4月より現職。

共著書に『学習者中心の英語読解指導』(大修館書店)。また,中学・高校の英語教科書や『小学館プログレッシブ和英中辞典』第3版,『ジュニアエヴリ デイ英和辞典』(中教出版)などで執筆者に名を連ねる。英語教育、言語文化に関する英語論文も多い。

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