使えるワンフレーズ Vol.5
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こんにちは。野田小枝子です。医師であれば誰もが,外国人の患者さんに遭遇するかもしれない時代になってきました。東京女子医科大学では,希望する学生に,外国人模擬患者さんによる模擬医療面接の実習を行っています。ここでは,その経験を基に,英語での模擬医療面接で欠かせない簡単なフレーズを紹介していきます。「英語で診療なんてとんでもない!」という人にこそ,このシリーズはお勧めです。
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No. 11

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今週のフレーズ

<現病歴を聞く>

Doctor: Does it hurt when I press here?
ここを押すと痛いですか。

Patient: Yes, it hurts a lot.
はい,とても痛いです。

Doctor: Does it hurt when I press here?
ここを押すと痛いですか。
Patient: Not really.
いえ,大丈夫です。

Doctor: Is it painful when I press here?
ここを押すと痛いですか。
Patient: Not in particular.
いいえ,別に痛くありません。

Doctor: How about here?
ここはどうですか。
Patient: It doesn’t hurt either.
そこも痛みません。

【解説】ただ「痛い」と言いたい時でも,英語では主語が必要です。itを主語にして,「痛い」は It hurts,「かゆい」は It itches,「くすぐったい」は It tickles と言います。痛みの動詞も使い分けて,「刺すように痛い」は It stings,「しみる,ずきずきと痛む」は It smarts,「ヒリヒリと痛む」は It burnsと言います。

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野田小枝子プロフィール

津田塾大学大学院文学研究科 教授(英語教育研究コース)
東京女子医科大学医学部 非常勤講師(英語教室)

津田塾大学およびセント・ローレンス大学を卒業後,1981年,インディアナ大学大学院修士課程卒業。聖路加看護大学などで英語講師を務めた後,2005 年,シカゴ大学大学院より言語学博士号取得。1983年より留学期間を除き、津田塾大学非常勤講師を務める。2005年4月~2010年3月まで東京女子医科大学准教授,2010年4月より現職。

共著書に『学習者中心の英語読解指導』(大修館書店)。また,中学・高校の英語教科書や『小学館プログレッシブ和英中辞典』第3版,『ジュニアエヴリ デイ英和辞典』(中教出版)などで執筆者に名を連ねる。英語教育、言語文化に関する英語論文も多い。

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