使えるワンフレーズ Vol.5
画像

こんにちは。野田小枝子です。医師であれば誰もが,外国人の患者さんに遭遇するかもしれない時代になってきました。東京女子医科大学では,希望する学生に,外国人模擬患者さんによる模擬医療面接の実習を行っています。ここでは,その経験を基に,英語での模擬医療面接で欠かせない簡単なフレーズを紹介していきます。「英語で診療なんてとんでもない!」という人にこそ,このシリーズはお勧めです。
※iPhone, iPadでは「Download」をタップすると音声が出ます。

ポッドキャストの登録はコチラ▼
setumei rss

No. 6

speaker
Get the Flash Player to see this player.
download
今週のフレーズ

<現病歴を聞く>

Doctor: When did it start?
いつから痛いのですか。 (「痛い」という患者さんの言葉を受けて)
*他の症状にも使ってみましょう。

Patient: It started three days ago.
3日前からです。

Doctor: How long have you had the pain?
いつから痛いのですか。
Patient: For a week./Since last week.
1週間前からです。

Doctor: Have you had it for some time?
以前にもこういう痛みがありましたか。 (「痛い」という患者さんの言葉を受けて)
Patient: Yes.
はい。

Doctor: When did you first notice it?
初めて気づかれたのはいつですか。
Patient: About a month ago.
1カ月前です。

◆置き換え練習 X→以下の単語に
Doctor: When did the X start?

1. pain 2. bleeding 3. diarrhea 4. hives
1. 痛み 2. 出血 3. 下痢 4. じんましん

【解説】ここでは,whenとhow longの違いを覚えましょう。whenの場合は過去形で「いつ始まりましたか」と聞き,答えはagoが使われます。how longの場合は現在完了形で期間を聞き,答えはfor, sinceが使われます。

ポッドキャスティング対応
野田小枝子プロフィール

津田塾大学大学院文学研究科 教授(英語教育研究コース)
東京女子医科大学医学部 非常勤講師(英語教室)

津田塾大学およびセント・ローレンス大学を卒業後,1981年,インディアナ大学大学院修士課程卒業。聖路加看護大学などで英語講師を務めた後,2005 年,シカゴ大学大学院より言語学博士号取得。1983年より留学期間を除き、津田塾大学非常勤講師を務める。2005年4月~2010年3月まで東京女子医科大学准教授,2010年4月より現職。

共著書に『学習者中心の英語読解指導』(大修館書店)。また,中学・高校の英語教科書や『小学館プログレッシブ和英中辞典』第3版,『ジュニアエヴリ デイ英和辞典』(中教出版)などで執筆者に名を連ねる。英語教育、言語文化に関する英語論文も多い。

Weekly Topic

ニュースリリースで医学英語を学ぼう!
日本語要約と単語和訳付きです。

★注目トピック

テロメアで余命が分かる?
テロメア(染色体の末端部にあるDNA鎖)の長さにより,平均余命が予測できることが明らかになった。テ…

メディカル英単語

毎回,3つの英単語を楽しく覚えようというムービープログラムです。

★No.64 今週の英単語

流動食|経管栄養|非経口栄養

医学ニュース de 英語

海外学会+E

海外の学会で注目されたトピックを紹介しています。

米国臨床腫瘍学会より

 

スマイリーのバイリンガル
医学ニュース
 

バイリンガル・パーソナリティのスマイリーが,英語と日本語のチャンポンでお届けする楽しいポッドキャスト番組です。

No.9 米国心臓協会年次学術集会より:“老け顔”の人は心疾患にご用心?!