こんにちは，大井静雄です。
海外の学会で，発表者に質問したいけど，どう言えば…，とためらう人も多いのではないでしょうか。
ここでは毎週，そんな時に役立つ「使えるワンフレーズ」と，発表者や聴衆の心をつかむ質問のテクニックを紹介していきます。
よく使う言い回しから，研究者としての品格漂う表現法まで，うまく使いこなして，討論を盛り上げましょう！
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今週のフレーズ
＜自分の考えを述べる－4＞
“We also have many patients with NPH, and the diagnostic imaging shows aqueductal stenosis in most of them."
「私どももNPHの患者さんを多く経験していますが，そのうちのほとんどで，中脳水道閉塞の画像所見を認めています」※NPH：正常圧水頭症
日本からの発表は，諸外国に比べて症例数が少ない傾向にあります。その反面，症例毎の病態生理や画像所見，病理所見などでは譲らぬものがあります。その利点を生かし，具体例を挙げながらコメントしてみましょう。日本の臨床研究の勝負どころです。
